2007年01月17日

全日本大学サッカー選手権大会決勝 vs駒澤大学@国立

2007年1月14日(日) 14時キックオフ 国立 45分×2

早稲田大学 1[0−2・1−4]6 駒澤大学

得点:【早】兵藤(51分)【駒】巻(6分)、巻(34分)、小林(46分)、オウンゴール(67分)、竹内(78分)、竹内(85分)

早稲田大スタメン
−−−−松橋−−渡邉−−−−
−−−−−−兵藤−−−−−−
山本−−塗師−鈴木修−松本怜
−中川裕−−金守−−横山−−
−−−−−−伊藤−−−−−−

SUB:河野、堀江、金田、首藤、中島健、島村、前田

交代:松本怜→首藤(68分)、塗師→前田(71分)、山本→中島健(78分)

駒澤大スタメン
−−−−巻−−−−原−−−−
田谷−−−−八角−−−−小林
−−−−−−菊地−−−−−−
筑城−−阿部−−廣井−−塚本
−−−−−−三栗−−−−−−

SUB:山内、伊藤、鈴木、山崎、宮田、竹内、高崎

交代:小林→竹内(72分)、原→鈴木(77分)、田谷→宮田(85分)

正真正銘、最後の戦い。今までになく充実したチーム状態で、早稲田は決勝まで勝ち残ってきた。この日の早稲田は、山口貴弘が累積警告のため出場停止となり、代わりに中川裕平をスタメンに起用。キャプテンマークを巻くのは、4年生で唯一先発メンバーに名を連ねた松橋優である。対する駒澤は、欠場選手もおらずベストの布陣。前線の巻佑樹に徹底してロングボールを放り込み、2列目の選手がほうふな運動量でセカンドボールを狙い続けるシンプルな戦い方をしてくる。

これまで駒澤に対しては互角の戦いをしてきた早稲田。相手のやり方はわかっているはずだが、立ち上がりに出鼻をくじかれてしまう。6分、駒澤の塚本がFKのボールをゴール前へと放り込む。ひたすら頭でつないでゴールへと押し迫り、最後はこぼれ球を巻が蹴り込んだ。

いきなり失点を喫した早稲田だが、ひるむことはない。10分に兵藤、12分に鈴木修と、ぞれぞれ絶好の位置でのFKのチャンスで直接シュートを放つも、枠を捕らえられない。逆に駒澤は再びセットプレーからチャンスを作っていく。13分、駒澤CKの流れから田谷が放り込み、こぼれを拾った小林が抜け出してシュートするも、弱くキーパー伊藤が抑えた。

その後は早稲田が両サイドからチャンスメイク。20分、鈴木修のパスを受けた山本が左サイドからセンタリングを送ると、ファーで反応した渡邉がスライディングで飛び込むもシュートはゴール右へそれる。さらに22分、今度は右サイドから兵藤が突破してクロス。松橋が飛び込んだが、シュートはうまくヒットせず。

駒澤も再び盛り返す。31分、右サイドで小林のスルーパスに原が反応。抜け出してのシュートしたが、これには金守がしっかりと追いついてタックルで防いだ。そして34分、駒澤にCKのチャンス。塚本が蹴ったボールに対し、キーパー伊藤が飛び出したが、その目前で巻が打点の高いヘディングシュート。これが決まり、駒澤に2点目のゴールがもたらされた。

前半終盤の40分には、裏に出たボールに対し松橋が抜群のスピードで相手に競り勝ち抜け出したが、決定的なシュートはゴール右に外れる。結局セットプレー2発にやられ、0-2のまま前半は終了となった。

2年前の総理大臣杯では、駒澤に対し2点差をひっくり返したこともある早稲田。まだまだあきらめる状況ではない。しかし、迎えた後半開始直後、駒澤に追加点。46分、出足の早いディフェンスでボールを奪うと、巻、八角と頭でつながれ田谷が左サイドを一気に抜ける。折り返しに対し、ファーから小林が頭から飛び込みゴールとなった。前へつなごうとする早稲田の一瞬の隙を突いた駒澤のゴールだった。

悪い時間帯での失点となった早稲田だったが、51分に逆襲。左サイドで松橋が素早くスローインすると、兵藤が一気に抜け出す。ゴール前まで迫り角度がなくなったものの、兵藤はそのままシュートを叩き込んだ。これで再び2点差とし、早稲田はあきらめずに逆転を狙う。

しかし、その後はリードする駒澤が徹底してリスクを回避し、ひたすら空中戦での勝負を挑んでくる。61分、後方から前線へとロングボールを放り込むと、巻が頭で落とし、最後は田谷がシュートしたがこれは枠の上。63分には、原が得意のロングスローでゴール前までボールを投げ入れると、小林のシュートは枠外。さらに67分、右サイド深い位置で駒澤にFKのチャンス。塚本が正確なボールを蹴りこむと、ファーでクリアしようとした塗師にボールが当たり、無情にもゴールイン。オウンゴールとなり、駒澤に4点目のゴールが入った。

なんとか反撃した早稲田は選手交代で状況の打開を図る。右サイドに首藤豪を入れ、さらにはボランチの塗師を下げてFWの前田を投入する攻撃的な采配。すると73分、右サイドを抜けた松橋がマイナスのボールを中央へ送ると、山本がシュート。相手選手に当たったところを兵藤が拾い、山本とつないで最後は鈴木修がミドルを狙ったが、これも左に外れてゴールには至らなかった。

78分には左サイドに中島健太も入れて最後の交代を行った早稲田。しかし、直後に痛恨のミスを喫してしまう。左サイドから駒澤がFKのボールを前線へ蹴りこむ。これに対し、最終ライン一気に前に上げるオフサイドトラップで対抗しようとした早稲田だったが、中川裕平だけが残ってしまいオフサイドは取れず。結局ゴール前には駒澤の選手だけが残り、巻が頭でつないだボールを竹内が悠々と押し込んだ。普段なら考えられない意思疎通に欠いた早稲田のプレーで、駒澤に5点目。

完全に集中の切れてしまった早稲田。85分、駒澤は最後方から前線へ放り込み。巻が頭で流し、田谷が飛び込む。キーパー伊藤がセーブに行き、交錯して倒れてしまうが、ファールの判定はない。しかし、一瞬動きを止めた早稲田守備陣をあざ笑うかのように、竹内が角度のないところからシュートを流し込んだ。これで試合は1-6に。

ロスタイム、早稲田は鈴木修のCKから最後は松橋がヘディングシュートするもキーパー正面。結局追い上げることもできないまま、タイムアップの笛が鳴った。

まさに屈辱ともいえるスコアでの敗戦となった早稲田。前後半ともに立ち上がりでの失点、セットプレーから4失点、オウンゴール、オフサイドトラップの失敗……。早稲田にとっては悪いことがこれでもかと言うほどに重なった試合だった。これまでの駒澤との試合ではいずれも互角の内容、中には駒澤の空中戦を完璧に押さえ込んだこともあっただけに、この日は信じられない結果となってしまった。しかし、今日の大敗が、早稲田がインカレで決勝まで躍進したという事実を消し去ってしまうわけでは決してない。早稲田の魅力あふれるサッカーが確実に完成度を増していることを、選手たちは見事に証明してくれた今大会だったといえるだろう。幸いにも、今日の屈辱を晴らす舞台は来期に用意されている。目指すは三冠、ただそれだけである。

キャプテンマークを巻き、最後の戦いに挑んだ松橋優終焉
posted by ultraswaseda-admin at 01:10| 試合レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする