2006年11月21日

関東大学サッカーリーグ第21節 vs流通経済大学@ひたちなか

2006年11月19日(日) 13時40分キックオフ ひたちなか 45分×2

早稲田大学 2[1−0・1−0]0 流通経済大学

得点:【早】山本(39分)、兵藤(86分)

早稲田大スタメン
−−−−前田−−渡邉−−−−
−−−−−−兵藤−−−−−−
山本−−塗師−鈴木修−中川翔
−−横山−−金守−−山口−−
−−−−−−時久−−−−−−

SUB:伊藤、中川裕、松本征、首藤、中島健、島村、反町

交代:前田→中川裕(60分)、中川翔→首藤(72分)、山本→反町(89分)

流通経済大スタメン
−−−船山貴−−難波−−−−
平木−−−−−−−−−船山祐
−−−−糸数−−武井−−−−
宮崎−−鎌田−−飯田−−染谷
−−−−−−阿部伸−−−−−

SUB:林、赤井、阿部嵩、西、三門、楠瀬、池田

交代:船山貴→西(53分)、染谷→池田(76分)、難波→阿部嵩(89分)

2連敗の中迎えた首位流通経済大学戦。相手はこの試合で勝利すれば優勝が決まる。前期の対戦では早稲田が大敗を喫しているということもあり、意地でも負けられない試合となった。インカレにつながる試合をしたい早稲田は、トップチームでの先発経験のない選手を2人抜擢。これまで途中出場のみだった前田亮、1年生で前節デビューを果たした中川翔平がスタメンに名を連ねた。他は前節と同じメンバー構成。対する流経は各ポジションにハイレベルな選手を擁する。

冷たい風が吹き荒れる中キックオフされた試合は、5分の武井が放ったミドルシュートを皮切りに、流経一方的に押し込む展開で始まる。9分、流経の後方からのフィードに対し、金守がクリアミス。フリーで反応した難波がそのままダイレクトボレーで狙ったが、体勢が悪くシュートは枠外で助かる。さらに14分には、右サイドでボールを持った船山祐が中央へパスを送ると、受けた船山貴がダイレクトでデイフェンスラインの裏へ。飛び出した糸数が抜けるも、シュートはゴール左に外れる。決定的なシーンを連続して作られる早稲田だったが、なんとか凌いでいく。

流経のペースはまだ終わらない。19分、右サイドから蹴られたFKに対し早稲田ゴール前は大混戦。流経のシュートは山口がなんとかライン上でクリアし、一難を逃れる。その後も難波の強引なシュートや船山貴の直接FKなどでゴールを狙い続ける流経。さすが首位に立っているだけはある攻撃力で、早稲田は耐える時間帯が続く。

24分、早稲田は鈴木修がミドルシュートを放ち、ようやくシュートシーンを披露。このあたりから流経の攻撃にも対応でき始め、早稲田がボールを持つ時間帯が長くなる。しかし流経の守備ブロックは非常に固く、早稲田が最終ラインでボールを持っても出し所が見つからない。シュートに持っていく形もなかなか作れない早稲田だったが、37分に横山のミドルでなんとか突破口を見つけ出そうとする。そして迎えた39分、後方から塗師が前線へフィード。中央で山本が頭でつなぎ、反応した兵藤からボールは再び山本へ。流経守備陣の一瞬の隙をついた山本が抜け出すと、そのままゴールへと流し込んだ。苦しい展開で、ワンチャンスを生かした早稲田が見事先制に成功する。

リードを奪った早稲田ににわかに勢いが出始め、44分には最近不発の続いている渡邉のシュートもあったが、角度が無く枠を捕らえられず。追加点を奪うには時間も短く、結局そのまま前半戦を終えた。

両者選手交代もなく向けた後半。前半終了間際の勢いを繋げたい早稲田だったが、優勝のかかる流経も当然のように持ち直してくる。50分、まずは流経がチャンスメイク。難波のパスを受けた船山貴が左から抜け出すも、シュートは金守のタックルでなんとか防ぐ。51分には相手の突破に対し金守がイエローで止めるなど、流経の迫力ある攻撃にまたも後手になっていく早稲田。

53分、流経は右サイドに西弘則を投入。前期の対戦でも早稲田はこの西のドリブルにかき回されており、要注意だ。一気に勝負をかけてきた流経に対し、早稲田もすぐさま対応する。西とぶつかる左サイドに中川裕平を投入し、デイフェンスを強化。なんとか流経の攻撃を跳ね返すべく必死のプレーを見せる。相変わらず流経がボールを持って攻め込んでくるが、早稲田も非常に集中力の高い守備を見せ、流経のシュートシーンを減らしていく。66分には、早稲田のミスパスをインターセプトした平木が左サイドから正確なセンタリング。難波のヘディングシュートは決定的だったが、これは時久がセーブ。後半に入って最大のピンチだったが、凌ぐ。

安定したディフェンスで流経の攻撃を跳ね返し続ける早稲田だったが、押し込まれていることには変わりはない。なんとか追加点を奪って楽な展開にしたいところだ。72分、右サイドに首藤豪を投入し、チームの活性化を狙う。その首藤の精力的な動きで早稲田もようやくチャンスを作り始める。73分には早速首藤が右サイドを縦に仕掛けるが止められる。とはいえ早稲田が高い位置で勝負できたのは久しぶり。そして続く74分、鈴木修からのパスを右サイドで受けた首藤が、今度はクロスボールを送る。ファーの渡邉が頭で折り返し、待ち構えた山本がヘディングシュートしたが、ふわりと浮いたボールは惜しくもバーを直撃しゴールならず。

早稲田リードが続き、なんとしても得点したい流経は、76分にディフェンダーを削って池田圭を前線に投入する。直後の78分には決定機。右サイドからのクロスに時久が飛び出したが触れず、ボールは左サイドへ。拾った糸数が再度折り返すと、ファーから走りこんできた西が強烈なシュートを放ったが、これは早稲田守備陣が体を張った守りで防いだ。

そしてこのあたりから追加点を奪う意識を失わない早稲田が、徐々に流経を脅かしていく。83分、塗師からボールを受けた渡邉がすぐさま振り向いてのシュートを放つもゴール右へ外れる。85分には、左サイドを抜け出した兵藤がマイナスのボールを中央へ出すと、受けた鈴木修が左足でコースを狙ったシュートを放つも、キーパーのセービングに阻まれる。さらに87分、左サイドで2人の間を突破した山本が逆サイドへとパスを送る。受けた首藤のクロスに渡邉が反応したが、これはオフサイドの判定。終盤にきてカウンターの冴えてきた早稲田に、ついに勝利の女神が微笑む。86分、左サイドでキープした渡邉が中央へと繋ぐ。鈴木修を経由してボールは右サイドの山本へ。山本がやわらかいパスをペナルティエリア内へ送ると、ボールはすっぽりと兵藤の元へ。兵藤が相手選手と競りながらシュートすると、ボールはゆっくりとゴールマウスへと吸い込まれた。ここにきて決定的なゴールが早稲田にもたらされた。

最後には体の張れる反町を前線に入れて、磐石の態勢。流経の攻撃を最後まで跳ね返し続けた早稲田が、見事に完封勝利を収めた。

好守両面で強さを見せた流経に対し、早稲田は非常に苦しめられた。しかし、早稲田はそれを高い集中力で乗り切って見せた。数少ないチャンスをゴールに結びつけ、押し込まれても跳ね返し続けることに成功。精神面で負けなかったことがこの試合の勝因といえるだろう。この戦う姿勢を持ち続け、次の最終節、そしてインカレを勝ち抜いて欲しい。

トップチームで初めて先発起用された前田亮(下)兵藤慎剛山本脩斗
posted by ultraswaseda-admin at 14:52| 試合レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする