2006年10月30日

関東大学サッカーリーグ第18節 vs国士舘大学@西が丘

2006年10月29日(日) 12時キックオフ 西が丘 45分×2

早稲田大学 4[2−0・2−0]0 国士舘大学

得点:【早】鈴木修(13分)、渡邉(29分)、中川裕(50分)、山口(72分)

早稲田大スタメン
−−−−−−渡邉−−−−−−
−−−−山本−−兵藤−−−−
−−−−−−鈴木修−−−−−
中川裕−塗師−−横山−−首藤
−−−−金守−−山口−−−−
−−−−−−時久−−−−−−

SUB:伊藤、堀江、金田、中島健、柳瀬、島村、前田

交代:首藤→柳瀬(62分)、兵藤→前田(81分)、中川裕→金田(84分)

国士舘大スタメン
−−−−−−中村佑−−−−−
−−柏−−−−−−−養父−−
−−−−樋口−−半田−−−−
−−−−−−柴崎−−−−−−
齋藤雄−足助−−山崎−鈴木達
−−−−−−鈴木智−−−−−

SUB:山下、佐藤、斎藤貴、茂木、小島、菅原、高橋

交代:半田→小島(31分)、養父→高橋(HT)、齋藤雄→菅原(62分)

2連勝とようやくエンジンのかかってきた早稲田。今節の相手は、これまで苦汁を舐めさせられることの多かった国士舘大学だ。ここ最近は一貫して3-5-2の布陣を敷いてきた早稲田だったが、この苦手の国士舘相手に新布陣を導入。1トップの国士舘に対応する形で金守と山口の2バックを形成し、両サイド中川裕平と首藤豪は積極的に高いポジショニングを取る。中盤は横山知伸がセンターで守備のバランスを取り、塗師亮は自由なポジション取りで好守に渡ってピッチの至る所に顔を出す。攻撃は鈴木修人が試合を作り、兵藤慎剛と山本脩斗の前に渡邉千真が構える前線だ。

早稲田は立ち上がりに相手の出方を探る。序盤で国士舘の布陣をしっかりと見極め、各選手が徐々に適切なポジションを取っていく。混沌とした状態から落ち着きを見せ始めるとともに、早稲田が主導権を握った攻撃を仕掛ける。まずは11分、渡邉のポストプレーから、鈴木修がミドルで狙うもキーパー正面。そして13分、右サイドに流れた渡邉が縦に突破する。マイナスの折り返しに、飛び込んできた鈴木修がダイレクトでシュートすると、見事にゴールマウスに突き刺さり、早稲田に先制点がもたらされた。

布陣を一新したということでリスクは避けられない早稲田ではあったが、早い時間帯で先制したことで楽な試合展開となる。攻撃の形もスムーズで、次々とチャンスを作り出していく。15分、右サイドでの兵藤のキープから首藤がセンタリング。これに渡邉がヘディングシュートするも枠の上へ。20分には左サイドの高い位置でボールを受けた中川裕が、中央へとパスを送る。ペナルティエリア内で受けた鈴木修がトラップしてからシュートしたが、キーパー鈴木智のセービングに阻まれた。

早稲田の攻勢はまだ止まらない。27分にCKからビッグチャンス。鈴木修の右CKから横山が頭で合わせるも相手選手がストップ。こぼれ球を首藤がミドル、相手選手に当たってコースが変わったボールを再び横山がシュート、これに兵藤が反応して足に当てるも、シュートは大きく上へ外れた。その後の29分には、シンプルな攻め。中盤の鈴木修が左サイドを飛び出す渡邉へロングパスを通す。受けた渡邉が左サイドから仕掛け、対峙する相手選手に対して中へと切れ込んでかわす。そしてシュートコースが空いたと見るや、遠めの位置から思い切ったシュート。地を這うようなシュートがゴール左スミをぶち抜いた。渡邉の今期14点目、得点王レースを独走する一発が飛び出し、早稲田の追加点となった。

ここで早くも動くのが国士舘。中盤に小島暢明を投入し、なんとか建て直しを図る。すると39分に国士舘にこの試合初めての決定機が訪れる。左サイドバックにポジションを変えた鈴木達が左サイドからセンタリングを上げる。中村佑がヘディングで飛び込むも、時久がパンチングする。しかしこぼれ球が養父のもとへと転がり、フリーでシュートしたが、なんとか戻った時久がビッグセーブ。さらに柏が拾ってシュートするも、今度は山口が体を張ってライン上で阻止。必死のディフェンスでなんとか守りきり、早稲田2点リードのまま前半戦を折り返した。

後半戦、国士舘は川崎フロンターレ内定の養父雄仁を下げて1年生の高橋大を投入。流れを変えるべく積極的な選手交代を見せる。しかし、それでも早稲田の勢いは前半から変わらず。50分、最終ラインの山口が前線へフィードを送ると、反応した渡邉が右サイドを抜け出す。そのままペナルティエリア内へと仕掛けた渡邉が一人かわして中央へとパス。受けた山本が粘ってキープし、後ろへ落とすとそこへ走りこんできたのは中川裕だった。中川裕の豪快な左足のシュートが決まり、後半立ち上がりにいきなりの追加点となった。普段はストッパーだがこの日は左サイドとして積極的な姿勢を見せていた中川裕平が、しっかりと結果を残して見せた。

セーフティリードを奪った早稲田は早くも余裕を見せる。61分には見事なアタックを披露。中盤から鈴木修が素晴らしい左足のロングパスを右サイドへ通すと、受けた山本が仕掛けて中央へパス。兵藤のシュートは相手選手にブロックされたが、再び中盤でボールを奪ったのは鈴木修。再度正確無比なロングパスを右サイドの山本へ通すと、ボールはさらにオーバーラップした塗師へ。右サイドをえぐった塗師のセンタリングを兵藤がシュートしたが、これも相手選手に阻まれた。ピッチをワイドに使い、多くの選手がシンプルに絡む魅惑の攻撃で早稲田が国士舘を翻弄する。

62分には右サイドに1年生の柳瀬貴史を投入。期待の大型サイドバックの登場で、彼を積極的に使った攻撃を早稲田が見せる。68分、右サイドの柳瀬から中央の塗師へパスが通ると、塗師のミドルシュートは左へ外れた。続く72分、早稲田が右サイドでの細かな崩しを見せる。柳瀬、鈴木修とつなぎ兵藤が中央へと切れ込む。一旦山本へと預けた兵藤が一気にペナルティエリア内へ侵入すると、そこへ山本からリターンパス。完全に崩した形から兵藤はさらに中へとパスを送り、渡邉が突っ込む。相手ディフェンダーやキーパーと交錯し、混戦となったところを強引に押し込んだのは、なぜかそこにいたセンターバックの山口貴弘だった。山口の機を見た攻撃参加が功を奏し、早稲田にダメ押しとなる4点目。

終盤には兵藤に代えて前田、そして後期初登場となった主将の金田も出場し、早稲田が完封勝利を収めた。いつもとは違う布陣だった早稲田だが、それが見事に機能した今日の試合。今日は国士舘の1トップに対応する形で2バックとなった早稲田だったが、今後は相手に合わせて柔軟な戦い方を見せてくれそうだ。さらに高い次元へと進む可能性を感じさせてくれた早稲田サッカー、今後の試合が楽しみである。

鋭く仕掛ける! 渡邉千真2バックを仕切り、完封に貢献した金守貴紀中盤の底で存在感を見せた横山知伸
posted by ultraswaseda-admin at 20:11| 試合レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする