2006年09月11日

関東大学サッカーリーグ第13節 vs順天堂大学@フクアリ

2006年9月10日(日) 14時10分キックオフ フクアリ 45分×2

早稲田大学 3[3−0・0−1]1 順天堂大学

得点:【早】首藤(37分)、中島(39分)、渡邉(44分)【順】伊藤(58分)

早稲田大スタメン
−−−−渡邉−−松橋−−−−
−−−−−−首藤−−−−−−
中島健−鈴木修−塗師−松本怜
−中川裕−−金守−−山口−−
−−−−−−時久−−−−−−

SUB:伊藤、堀江、横山、松本征、柳瀬、島村、前田

交代:中島健→松本征(65分)、松本怜→島村(69分)、松橋→横山(84分)

順天堂大スタメン
−−−−福士−−田中−−−−
佐藤−−−−−−−−−−伊藤
−−−−島嵜−−飯島−−−−
森−−−青木−−中村−−村上
−−−−−−佐々木−−−−−

SUB:祖母井、石崎、関、駒ヶ嶺、慶田、三浦、綿引

交代:飯島→駒ヶ嶺(HT)、駒ヶ嶺→綿引(75分)、田中→慶田(84分)

後期開幕はドロー発進。奇跡の逆転優勝を狙うためには、本当に引き分けさえ許されない状況の中、早稲田は順天堂大学との一戦に臨んだ。早稲田は兵藤慎剛が累積警告のため出場停止。主将の金田隼輔や山本脩斗ら主力選手が依然復帰できない苦しい状況だが、一方でキーパーには時久省吾が復帰し、トップ下には好調な首藤豪を抜擢した。対する順天堂も横浜F・マリノスの特別指定選手である小宮山尊信を欠く布陣。とはいえ大学選抜経験者も数人擁するタレント軍団だ。

試合が始まり、攻勢に出たのは順天堂。まずは4分、右サイド深い位置まで侵入した伊藤の折り返しに、島嵜が飛び込んでシュートしたが枠の上。早稲田が危ないシーンを乗り切った後は、試合は徐々に落ち着きを見せる。ボールをキープするのは早稲田だが、順天堂も最終ラインを高い位置で保っており、コンパクトな中盤で激しいプレッシングを見せる。そのため早稲田がなかなかパスを繋げず、最終ラインで回す時間帯が長くなる。自然、お互いにシュートシーンの少ない膠着した流れ。

こうなると早稲田は高い順天堂の守備ラインの裏をつくボールで攻めるしかない。13分には塗師が裏へと送ったボールに渡邉が反応し、抜け出したかに見えたが相手選手も必死に戻ってクリア。こういった流れではもちろんセットプレーも大事にしなければならず、23分、鈴木修のFKに首藤が頭で合わせたがこれは大きく上へ。28分には、再び鈴木修がFKを直接狙ったが、惜しくもゴール左へ外れた。

35分には、早稲田がまたも裏を狙う攻撃。鈴木修が出したロングボールに渡邉が右よりから抜け出したが、シュートはぎりぎり左へ。数少ない決定機だけに、決めたいところだった。そして迎えた37分、早稲田のCKのチャンス。右から鈴木修が正確なボールをゴール前に蹴りこむと、最後押し込んだのは首藤。苦しい流れで値千金の先制点を早稲田が挙げた。

がちがちとした均衡が崩れ、にわかに早稲田の攻撃に勢いが増す。すると先制直後の39分、中央の鈴木修から絶妙なスルーパスが右サイドを駆け上がる松本怜に通る。ダイレクトで上げた松本怜のクロスに中島健が突っ込むと、ヘディングシュートがゴールネットに突き刺さった。この日何度もゴール前に顔を見せる精力的な動きが目立った中島健太のよる追加点で試合は2-0に。

早稲田の勢いはまだ止まらない。前半終了間際の44分、最終ラインの中川裕が前線へとフィードを送る。最初に反応した松橋はオフサイドのポジションだったが、松橋がプレーをやめたところに渡邉が走りこむ。こちらはオフサイドではなく、抜け出した渡邉が冷静にシュートを流し込んだ。まさに電光石火の3連続ゴールで、早稲田が余裕を持てる展開で前半は終了した。

後半から順天堂は中盤の構成を変えてきた。ボランチを島嵜の1枚に変え、右に伊藤、左に交代で入った駒ヶ嶺を置き、攻撃センス溢れる佐藤をトップ下に移す。得点を狙う意識を前面に押し出してきた順天堂の思惑は、後半戦の攻勢によって正しいことが証明されることとなる。

49分にこそ、塗師からのボールを受けた松橋が左サイドからゴール前まで持ち込みシュートを放ったが、それ以降はまさに一方的な順天堂のペースとなる。50分、村上のミドルシュートを皮切りに順天堂の怒涛の攻めが展開される。54分の伊藤の直接FKは左に外れたが、その後の58分、ゴール前でボールを持ったのは佐藤。早稲田ディフェンスがプレッシャーをかけきれないうちにスルーパスを通され、抜け出した伊藤が決めた。

1点を返され、それ以降も押されっぱなしの早稲田。ボールをキープするのはほとんど順天堂だが、早稲田は必死にくらいついてチャンスを作らせない。流れをなんとか取り戻したい早稲田は、選手交代で状況の打開を図る。65分、左サイドに精力的な動きの出来る松本征をいれ、さらに69分には島村も前線に投入。首藤を右サイド、松橋をトップ下に移す。それでも、依然ペースを握るのは順天堂。早稲田が全く攻撃に転じることのできないまま、時間は過ぎる。

もうこうなったら耐えるしかないと判断した早稲田は、松橋も下げて横山をボランチの位置へ。守備的なメンバー構成で守りきる構えを見せる。87分、早稲田ゴール前でのこぼれ球を伊藤が思い切ったミドルで狙ったが、これは時久がなんとか触ってCKに逃れる。89分には左よりからの福士の強烈なシュートが襲ったが、これもポストに救われゴールならず。ロスタイムの綿引のシュートも大きく枠を外れたところでタイムアップとなった。早稲田がなんとか逃げ切り、後期初勝利を得た。

結果だけを見ると快勝だが、早稲田の流れだった時間帯は連続ゴールを挙げた前半終盤の数分のみ。序盤は順天堂のコンパクトなサッカーに攻めあぐね、後半に至っては一切早稲田は攻撃できなかった。結果的に、苦しい時間帯でセットプレーから取った先制点が、早稲田にとって非常に大きかったと言える。試合を落ち着かせられる兵藤慎剛の不在も痛かったと言わざるを得ないが、それでもこの状況でしっかり勝ちきれたのは評価すべきだろう。今後連勝街道を走るスタートをようやく切ることが出来た、この日の勝利だった。

フル出場を果たした首藤豪鈴木修人と山口貴弘
posted by ultraswaseda-admin at 19:12| 試合レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする