2006年09月04日

関東大学サッカーリーグ第12節 vs筑波大学@西が丘

2006年9月3日(日) 14時10分キックオフ 西が丘 45分×2

早稲田大学 2[2−0・0−2]2 筑波大学

得点:【早】兵藤(31分)、兵藤(42分)【筑】麻生(51分)、麻生(84分)

早稲田大スタメン
−−−−渡邉−−松橋−−−−
−−−−−−兵藤−−−−−−
中島健−鈴木修−塗師−松本怜
−−横山−−金守−−山口−−
−−−−−−伊藤−−−−−−

SUB:時久、堀江、中川裕、首藤、松本征、島村、前田

交代:松本怜→首藤(58分)、松橋→前田(74分)、渡邉→島村(89分)

筑波大スタメン
−−−田中雅−−佐々木−−−
麻生−−−−−−−−−−竹下
−−−−今田−−岡田−−−−
内藤−−石井−−田中秀−野本
−−−−−−碓井−−−−−−

SUB:山田、高山、奈良輪、長瀬、富岡、木島、立花

交代:田中雅→木島(65分)、内藤→奈良輪(75分)、佐々木→立花(79分)

9月に入り、依然残暑の厳しい中で、関東リーグがいよいよ再開する。早稲田は前期を3位で折り返したとはいえ、上位2校とは勝ち点で大きく離されている状況。逆転優勝を狙うためにも、1試合たりとも勝ち以外は許されないといっても過言ではない。後期初戦となったこの日の相手は筑波大学。近年常に優勝争いを演じる名門校ではあるが、今年はチームとしての歯車がかみ合わず、前期終了時で10位と低迷しており、再起にかける意気込みも強い。早稲田は装いも新たな布陣で挑むこととなった。

早稲田は立ち上がりからエンジン全開。いわゆる「考えて走るサッカー」を標榜する大榎監督の考えを体現するかのようなプレーを選手たちは見せる。頻繁なポジションチェンジ、大きな展開、そして後方からの飛び出しなど、アイデアに溢れた攻撃を披露。4分には、塗師がアーリー気味に前線にロングボールを送ると、松橋が右サイドに流れながら受ける。松橋の折り返しがクリアされたところを塗師が思い切ってミドルで狙ったが、これは渡邉に当たってしまう。続く5分、右サイドで得たFK、鈴木修がゴール前へ高精度のボールを蹴りこむと、ニアで渡邉が頭で合わせたがこれは枠を捕らえられない。さらに6分には、中央の鈴木修が正確なボールを左サイドの中島健へと供給する。中島が仕掛けてからクロスを上げると、渡邉が落としたところを受けたのは塗師。塗師が冷静なフェイントで相手をかわすと、左足で強烈なミドルを放ったが相手キーパーにセーブされてしまった。

鈴木修の正確無比なサイドへのロングボールを基点に、数多くのチャンスを作っていく早稲田。筑波にシュートすら打たせない一方的な展開のまま時間が過ぎていく。9分、金守のロングフィードから中島健がそのままヘディングで中央へ折り返し。反応した松橋が抜け出すかに見えたが、相手選手に前に入られクリアされてしまう。そのままゲームは前半中盤へ、いい流れの間に先制しておきたいところで31分、早稲田にビッグチャンスが。左サイド、前線からの精力的なディフェンスで高い位置でボールを奪取したのは渡邉。中央へフリーで走りこんできた兵藤へとパスが渡ると、兵藤はこれを落ち着いてゴールに流し込んだ。チームとしてコンパクトに保つ意識、そしてプレッシングの意識が統一されていたからこそ生み出されたゴールで、早稲田が先制点を奪うことに成功した。

その後も塗師や鈴木修らが前線に飛び出すなど、積極的な攻撃の意識を忘れない早稲田。37分には麻生にフリーでシュートを打たれる危ないシーンもあったが、これはキーパー正面で一難を逃れる。そして迎えた41分、右サイドから松本怜が左足でセンタリングを入れると、ペナルティエリア内で受けた松橋が粘りのキープ。たまらず相手選手が松橋を倒してしまい、これがファールの判定でPKを獲得した。当然のように、兵藤が決めて、2点リードを奪ったところで前半は終了となった。

最高の内容、そして結果もともなった前半戦を折り返し、相変わらずの強烈な日差しの中で試合は後半戦へと突入する。序盤は前半の鬱憤を晴らすかのように筑波が勢い良く攻め込んでくる。特に危険なのが麻生の左足。47分、麻生の左CKをファーで野本がヘディングシュートを放つも、キーパー伊藤がセービング。48分には、右サイドから麻生がドリブルで中央へ切れ込むと、そのまま左足でシュートしたが金守がなんとかクリア。早稲田がなかなか相手のペースから抜け出すことが出来ないでいると、50分、ゴールからまだ距離のあった位置でボールを持った麻生が、そのまま自慢の左足を思いっきり振るう。強烈なスピードを与えられたボールは、あっという間にゴール右スミへと突き刺さった。一瞬会場が静まり返るほどのスーパーゴールが飛び出し、早稲田は1点差へと詰め寄られる。

追加点を上げて相手を突き放したい早稲田は、56分に鈴木修のパスに反応した松橋が一気に抜け出す。完全に相手キーパーと1対1になったが、松橋はこのシュートを外してしまう。暑さのせいか、徐々にミスも目立ち始め動きも重くなってくる早稲田の選手たち。58分に右サイドに首藤を投入し、チームとしての活性化を狙う。しかし、筑波の勢いをいまだとめることの出来ない早稲田。61分、今田のカットから田中雅のパスに麻生が左サイドを抜け出す。縦に突破して決定的なクロスを上げるが、これは横山がなんとかヘディングでクリア。62分には麻生の左CKを、ファーの野本が左足でシュートしたが、早稲田ディフェンスもクリアする。

その後両者選手交代。筑波は前線にドリブラーの木島、左サイドバックに奈良輪と、ともにスピードのある選手を投入して、同点を狙う。早稲田も負けじと超高速アタッカー前田が登場。ともに足の止まりかけた展開を見越した采配である。81分には、兵藤がボールを浮かして相手をかわす絶妙プレーで会場を沸かすも、なかなか相手を突き放すまでは至らない。そして84分、左サイド深い位置で筑波がスローインを得る。木島からのパスを受けた麻生が、またもやその左足を振りぬくと、このシュートが右のサイドネットに吸い込まれ、ついに同点となった。筑波が散々左サイドを押し込んだ末の、同点弾だった。

まさかの展開となった早稲田は、なんとしても勝利をつかむために、最後の力を振り絞るかのように攻める。86分、相手ゴール前で鈴木修が素早いリスタート。左サイドを抜け出した中島健の折り返しに、再び鈴木修が右足でシュートするも相手キーパーに阻まれる。さらに89分、ゴール前やや距離がある位置で得たFKを、鈴木修が強烈なシュートを直接狙ったがこれも相手キーパーがセービング。最後は島村も投入して必死の攻撃を見せる早稲田、ロスタイムには島村のスルーパスに前田が一気に抜け出したが、相手キーパーとの1対1を前田が決められず。最後の決定機を逃したところで、試合終了を告げる笛が鳴った。

前半と後半で全く別のチームになってしまったかのようなこの日の早稲田。前半のようなパフォーマンスを90分続けられるかどうかが今後の課題であるし、それが可能であればここからの逆転優勝も決して夢ではない。次節の順天堂大戦は兵藤も出場停止、ここを勝利して早めに波に乗っておきたいところだ。

後期開幕新しくなった最終ライン兵藤は気を吐いたが
posted by ultraswaseda-admin at 13:03| 試合レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする